238年:ダメ男、女に追いかけられる
は、もう新年か・・・ポムの火酒を飲んでそれからの記憶がない。
エレアノーラ「大丈夫ですか?お水を持ってきます!」
リック「平気・・・新年祝賀の儀に行ってくる」(なんでアイツが家にいるんだ)
*
ガスパー「リック、酒臭いな」
リック(ぎくっ・・・)
*
次は成人式か。
この二人は母親の親友の子らしいので失礼のないようにっと。
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あ、君も成人するの?・・・へぇ入学か。じゃイムぐるみあげるよ。
妹のマリーは早く大人になりたい様子。
(俺は子供にもどりてぇや・・・)
しかし新年早々、冷えるな。おーい、イザドル!飲み行こう!
リック「温泉に浸かって飲む酒は最高だね~」
イザドル「これ、ダメでしょ・・・って、うわぁぼく帰る!!」
リック「え!な、なに!?」
<温泉ハーレム状態!!>
エレアノーラ「飲んでばかりで心配で・・・」
リック「ほっといてくれ」
ルチアーナ「ねぇ、脱いだら?」
リック「これ以上、何を脱げばいいんだよ!!」
*
エレアノーラ「この前は押しかけちゃってごめんなさい」
リック「俺のことより他にやることあるんじゃないの」
エレアノーラ「いえ、リックと釣りがしたいです」
リック「釣りならいいけどさ・・・」
エレアノーラ「わーい!ザワムシ釣れました♪」
リック「嬉しいのか?それ」
お、釣りマスターになったぜ!
エレアノーラ「すごいですー!!」
*
ルチアーナ「リック、私とも出かけてくれない?」
リック「いま、エレアノーラと釣りしてるから。」
エレアノーラ「私の約束を優先してくれて嬉しいです。あの、よかったら今から二人で・・・」
リック(やべぇな、この展開やべぇな・・・)
「俺、用事があったんだ。またね!」
*
俺の何が彼女らを惹きつけるかは知らんが誤解させてはいけない。
これでよし!っと。(超くさい状態。)
だーーー!!
なんでだ、一人にしてくれ!!
*
もうここから引っ越そう!!
なぁサンティ、俺と変わってくんない?(こいつは親戚)
なんだよ、神職してそうな顔してるくせに。ケチ。
*
ウナイ、変わってくれない?(こいつも親戚)
マジ恩に着るぜ。
*
はー、自由だ。俺は一人だ!神殿のアトリウムなんておしゃれなところに住んでるから女が寄ってくるんだ、きっと。
その日の夜────
お前ら、いい加減にしてくれ・・・
エレアノーラ「奏士が交代したって国内のお知らせがあったので来ました」
おう、お前ら帰ってくれ。