239年:恋に恋焦がれ恋に泣く~
国王になったおふくろに新年のあいさつ。国王の仕事にも慣れてきたようにみえる。
それもおやじが支えてるからだろうな。夫婦っていいもんなんだろうか。
俺はというと農場管理の仕事についた。
金もあったので邸宅に住むことにする。
ボルフィドの苗木を植えて不気味さを醸し出そうとするが
この国の独身女性たちは強い・・・
キッチンは広くて料理しがいがあるが、外食が多い男の暮らし。
こんなとき妻がいたら広いキッチンを喜んで・・いや、なんでもない。
「リック!引っ越したんだね、素敵なキッチンだね」
リック「うわ、びっくりした!」
エレアノーラ「この前はごめんね、告白を・・・」
リック「もういいよ、俺はいいからいい人みつけな」
*
広い家で味気無いが、恋人を作る気はない。しかしエレアノーラ、あいつには調子を狂わされる・・・
いかん、仕事や役割に集中しよう。やる気のない俺がこんな状態になっているのも、
あの女性たちから逃げるためだ。仕事を理由にすれば誘いから逃げ切れる。
*
ウナイ「リックさん、ぼく好きな人ができたので奏士を交代してください」
リック「マジかよ、恋人って・・・俺もすぐ交代するけど。」
へぇ、農場管理→奏士→一般国民になるんだな。*1
*
イザドルが朝食の誘いに来てくれた。
イザドル「あ、エレアノーラちゃんが来るじゃん!いつも健気だねー」
エレアノーラ「リック!あとで一緒に探索いきませんかー!」
リック「わかった、あとで迎えにいく」
*
イザドル「へぇ、仲良しなんだなー」
リック「そりゃ毎日通われてたらな・・・」
*
イザドル「ごちそうさま。また食事に行こう。俺、これからサベラと出かけるんだ」
うわ・・・アイツ、彼女いるのに。
彼女いるのに告白デートに応じるとは俺並みにクズだな。さすが自由きままな親友。
*
リック「おまたせ、探索に行こう。」
エレアノーラ「リック!今日は魔獣の森にいきたい」
リック「前にでるなんて危ないだろ!!」
エレアノーラ「だって・・・;;リックに認められたくて」
リック「何を認めるっていうんだよ、やめろよ。」
*
どいつもこいつも恋だ、愛だ浮かれやがって。
アレクシア「ちょっと飲み過ぎじゃない?」
この前の山岳兵のローリも俺と付き合えないことを嘆いていたが
別に勘違いさせたつもりはない。
ウィアラさん酒だー!酒!
*
エレアノーラ「リック、星の日だよ。外、綺麗だよ!こんな暗い部屋で何をぼーっとしてるの?」
リック「なぁ、髪型かえない?」
エレアノーラ「どうしたの突然・・・それならリックの好みにしてね」
リック「(変えてないけど・・・)お前って天然だな」
エレアノーラ「リックに髪の毛いじってもらえて嬉しいの」
リック「そんなものか」
*
エレアノーラ「せっかく星の日だから光の花、探してくるね」
リック(あいつバカだな、俺の家に咲くのに)
あーーーーなんでだ、なんであいつのことが頭に!!
リック「エレアノーラ、ちょっとこい!!」
エレアノーラ「えー、リックくさいよー」
はっ・・・
*
俺はエレアノーラに何を言おうとしたんだ。これ以上、こいつに近寄るのはやめよう。
*1:給与がもらえない不具合があります、Android1.3.4以降でアップデートで修正予定です