252年:念願のイム石をみつけた。
252年、新年を迎えた。
1番上のフローラ姉ちゃんは農場管理に。
2番目のアルディス姉ちゃんは騎士になった。家を出てしまって少しさみしい。
3番目のマルリス姉ちゃんは今年、成人する。
成人式は3回目のママ。慣れた様子で見守る。
(マルリス姉ちゃん美人だな・・・笑顔が可愛いな・・・)
パパは国王の仕事で忙しそう。なんだーまだまだ元気!・・・だよね?
僕も生物について調べたり大忙し。
イグナシオくんは城下に住んでいる年下の男の子で「お人よし」なんだけど僕に対しては強気なんだよね・・・
何はともあれ友達ができてよかった。(パパとママはいつも一人でいる僕を心配してるから)
でも、やっぱり一人が好き。
念願のイム石が取れた!!僕の名前が図書館にのるんだ、嬉しいな。
セシリアは入学して、練習試合によく挑んでくる。将来の夢は龍騎士だって言ってたからな。
まぁ、そこは兄貴の威厳をみせるけど。
泣かせっぱなしじゃ可哀想なので、探索にも付き合う。
でも、やっぱり僕には強気な妹だ。
ママはこんなに優しいのに。
今日は収穫祭、ちょっと豪華なランチを食べに行く。
そして宝探し!僕は本を探してるんだけど、イムのふんで臭くなってしまった。
(ここの川で身体を洗えてもいいのに・・・)
ママ「クリフト、遅くならないうちに帰って来なさいね。ごはんも食べて」
僕「ありがとう、ママ。たくさんの宝をみつけたんだ」
── やっぱり今日も帰宅が遅くなってしまった。