254年:ビアンカ山岳兵隊長と付き合う
アルディス姉ちゃんがゴライアスさんと結婚した。めでたいのに僕は上の空だ・・・
ビアンカがホーマーさんに振られてフリーなはずなのに告白できないことに悩んでいた。僕の愛の力が足りないのか・・・
ガエタン「心頭を滅却すれば火もまた涼しではないでしょうかね、奏士になりなさい」
もっともらしいことを言っているが、ガエタンに彼女がいて役職をおりたがっていたのを知っている。
僕は僕で姉夫婦と同居し、姉ちゃんはもうすぐ出産予定。家を出る時期だと考えていた。うん、Win-Winだな・・・
お互いの思惑が一致し奏士になってしまったが、香油を触っていると彼女の笑顔を思い出してしまう。
いざ実家を出て一人になると考える時間が増えるな・・・
── 思い出すのは、あの時の彼女の笑顔ともらった香水の匂いばかり。
はぁ・・・ダメだ。香油を作れない。
── そうだ、エヴァートンに相談しよう。
※エヴァートンを食事に誘ったはずが「到着!」と「奏士引き継ぎ」の選択が・・・
クリフト「なぁ、エヴァートンこれって・・・」
エヴァートン「困ったことがあったら助けるって言ったろ。酒場で奏士の引き継ぎしてもいいんじゃねーの?ラクになりなよ。」
(酒場で引き継ぎって古来の作法と違うだろ・・・)
とにかくポムワインを飲みながらの引き継ぎが完了した。俺はこれで何者になったんだ?先王子→農場管理員→奏士→そして・・・
そうか、一般国民か・・・わかったぞ!!
── まだ酔が冷め切らない状態でドルム山道を駆け上る
クリフト「はぁはぁ、ビアンカさん!!僕と一緒に来てください!!」
ビアンカ「ちょっと、この前といい急にどうしたのよ・・・」
有頂天な僕とは対照的にビアンカはどん底だ。
クリフト「ビアンカはまだホーマーさんのことが好きですか?」
ビアンカ「・・・」
クリフト「いや、そんなことが聞きたいんじゃない。僕は気持ちを伝えます!」
クリフト「好きです、付き合ってください!」
ビアンカ「私ってずいぶん年上だよ・・・」
クリフト「関係ないよ、僕は真剣なんだ」
ビアンカ「真剣か…そうよね。国民になってるもの」
そうだ、山岳兵の長子は一般国民としか付き合えないのが掟だ。僕は男友達の助けを得て気づいた。
よかった、ビアンカさんと付き合うことができた。これで安心してゆっくり付き合うことができるんだろうか?他に見落としていることがあるような不安な気持ちが残る。
── そうだ、女性のことはマルリス姉ちゃんに相談しよう。
マルリス「あら~農場管理員やめたの~?」
姉ちゃんは相変わらずのんきというか・・・
マルリス「そういえば私ね、ホーマーさんと付き合ってるの。引きあわせてくれてありがとうね^^」
ホーマーさん何がしたいんだ・・・!!