270年:迷走中
ビアンカ婆ちゃんと魔人の洞窟を制覇してから、またフラフラするようになってしまった。
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ルディ「データスさん、強くなるにはどうしたらいいですか」
データス「まだ若いからわからないだろうけど、人生の酸いも甘いも噛み分けることだね」
ルディ「は、はぁ・・・」(難しいな)
???「ねぇ、ルディ」
ルディ「ん、アレクシア?」
シンディ「同じクラスだったのシンディよ。いつもここで何してるの?」
ルディ「べ、べつに・・・」人の行き交う様子が好きなんだよ。
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そういえば、アレクシアは騎兵選抜トーナメントにエントリーしていた。
負けず嫌いな性格だし、いいところまで行くんじゃないかな。
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今日は収穫祭。兄さんの彼女がいた。うん、今日のニーナさんは臭くない。
暇だし・・・よし・・・
ルディ「ニーナさん、兄貴とばかりじゃなくて俺ともデートしてよ」
ルディ「OKなのかよ!ダメでしょ・・・」
あ、やべ・・・兄貴に見られた?
その後、兄貴に神殿に連行されるニーナさん。
婚約に進展するわけでもなく・・・。すみません・・・。
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こんな感じで俺はまだフラフラしてばかりだ。
学生時代のほうがまだ真面目に探索してたな。
ほんと、何やってるんだろ・・・(無心でパンケーキ作り)
てか俺のパンケーキを持ってったヤツ、誰だよ!
マリアーノのおやじかーい!
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アレクシア「ルディ、今日は家に引きこもり?釣りにでも行かない?」
ルディ「いいけど」
(なぜか兄貴と爺ちゃんまでついてくる・・・)
アレクシア「(ぼそっ)ね、お兄さんの彼女とデートしてたでしょ」
ルディ(ぎくっ)
(↑あの場にいたのか・・・)
アレクシア「お兄さんの恋人に手を出しちゃだめだよ・・・」
ルディ「は?じゃあなに、アレクシアは俺と食事に付き合ってくれるわけ?」
アレクシア「私はフリーだし、もちろんいいよ」
ルディ「お、おう」(なんだ・・・この流れ・・・)