お付き合い
お父さんはエルネア杯を順調に勝ち進んで、
応援にきていたあの2人を見かけても、私は以前のように辛い気持ちにはならなくなりました。
久しぶりに一人でゆっくりお風呂に行こう。
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私がこうやって前向きになっているのも、アーヴィングさんが毎日、会いに来てくれて楽しい時間を過ごしてるからなんだよね。
気づいたらアーヴィングさんのことを考える時間が増えていました。アーヴィングさんこそ、他の女性と一緒になってしまったら…私は…いや、すごく…いや!想像だけでも胸が苦しい。
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うー考えすぎたら、のぼせちゃった…
アーヴィング「はっくしゅ!風呂が長い…ずっと外で待っていた身にもなってくれよ」
レイチェル「アーヴィングさんっ!ずっと外で待っていたのですか?」
アーヴィング「前に入浴中に会いに行ったら怒ったのは誰だー」
レイチェル「だって、それは驚いて!」
アーヴィング「へ~じゃ事前に伝えていたら一緒にお風呂入ってもいいの?なんてね。さて!今日こそ幸運の塔に付き合ってもらおう!」
レイチェル「はい」
アーヴィング「ん、今日は素直だな」
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アーヴィング「じゃ、改めて。エッカルトさんにも気持ちを伝えたんだろ?オレもレイチェルにちゃんと言いたいことがある。レイチェルのことを小さい頃から知っているのはオレだけだし、今日もなんのパンツを履いてるかも知って…じゃない(ごほん)守れるのもオレだけだと思ってる。あ、ルディさんには負ける…が、そこはがんばる。好きだ、付き合ってほしい。」
レイチェル「小さい頃は私の嫌いな虫を押し付けてきて、嫌われてるのかと思ってたの」
アーヴィング「そんな昔の話…オレなりの愛情のこもったプレゼントなんだよ…」
レイチェル「ふふ、小さい頃から…ずっとそばにいてくれてありがとうございます。私もずっとアーヴィングさんのことばかり考えるようになって、それで他の女性と一緒にいるってことを考えていたら胸が苦しくて。これからも一緒にいてください。」
アーヴィング「え、それってオッケーってこと?マジか、おっしゃー!他の女なんか見るわけないじゃん!!レイチェル好きだー!」
(ぎゅーっ)
レイチェル「んっ!苦しいですアーヴィングさんっ」