プロポーズされました
「レイチェルちゃん、誕生日おめでとう!あのさ、今から一緒に釣りに行かない?」
そう言ってこちらに向かうエッカルトさん…
と、後ろから険しい顔をしたアーヴィングさん!
レイチェル「エッカルトさん、私…一緒に出かけられません。ごめんなさい!」
アーヴィング「レイチェル、エッカルトさんと何を話して…」
レイチェル「ううん、私に釣りの穴場を聞きに来ただけだと思うの」
アーヴィング「そうか…明日、オレと出かけよう」
アーヴィング「あのさ、レイチェルの前でうろちょろするのやめてもらえます?」
エッカルト「余裕のない男はダサいんじゃないの?」
(ど、どうしよう…)
家政…奏女ロアナは見た!!状態
*
次の日のデートは早く待ち合わせ場所にきて、私がアーヴィングさんを引っ張っていきます。
レイチェル「アーヴィングさん、最近どうしたんですか?急に黙り込んだり…昨日もエッカルトさんにあんな風に…」
アーヴィング「ごめん…余裕がないってダサいよな…」
レイチェル「何を悩んでいるのかわからなくて、力になれなくてごめんなさい。でもアーヴィングさんは私の大切な人なの、わかってください。
今日は私が家まで送りますね!」
アーヴィングさんの家に着くと、シンディさんがいました。
シンディ「あら、やだっ!あなた彼女に家まで送ってもらったの?レイチェルちゃん、不甲斐ない息子でごめんなさいね。アーヴィングあなたね(ry」
ふぅ…エムさんとシンディさんって似てる。
*
新鮮な空気が吸いたくてニヴの丘に来ました。でも考えることはアーヴィングさんの様子とネガティブなことばかり。私ってばデートが下手だし、キスもできなくて…嫌われて本当は別れたいのかな…
アーヴィング「はぁはぁ…レイチェル!!話がある!!」
ニヴの丘まで走ってきたと思われるアーヴィングさん。
アーヴィングさんは少し汗をかいていて、息が切れて…顔が真剣。
ついた先は神殿のアトリウム。
アーヴィング「レイチェル、オレと結婚してください!」
レイチェル「!」
アーヴィング「最近、ずっと考えてた。レイチェルのことが好きで好きで余裕がなかった。それならいっそ、結婚して隣にいてもらえたらって。あ、自分本位でごめん…レイチェルの気持ちを聞かせてほしい。成人したばかりだし、オレなんか所持金は0ビーだし…結婚なんて早いかもしれない。待ってと言うならずっと待つよ。」
レイチェル「アーヴィングさん、うう…」
アーヴィング「泣かないで、ごめん!!貧乏はヤダよな!!出直す!!」
レイチェル「違うの、嬉しいの!」
アーヴィング「そっか、嬉しくて泣いて…そう、え!!」
*
アーヴィングさんが私との将来を考えてくれてたのが嬉しい。私から見たらアーヴィングさんに余裕がないなんて思ってもみなかったことなのに。
いつも私を引っ張ってくれたアーヴィングさん。
*
アーヴィング「どうだった?結婚式は明日か!?」
レイチェル「ううん、来年の6日です」
アーヴィング「なんだ、長いな…」
レイチェル「一緒に過ごしていたらあっという間だと思います」
アーヴィング「だいたい最初の告白で付き合ってくれてたら、今頃は結婚式も終わってもう赤ちゃんがいたはずなのになー」
レイチェル「あ、赤ちゃん…」
アーヴィング「ん~レイチェルちゃんの顔が赤いけど何考えてるのかな~?」