春は突然に
陛下は最近、上機嫌だ。
アマラちゃんという成人したばかりの子とよく出掛けているのを見かける。
ヴァレリア「お邪魔しまーす」
ヨモギ「これって!」
ヴァレリア「そう、指輪!結婚を考えているの」
ヴァレリア「それでね、よかったら結婚式に出てほしいんだ」
ヨモギ「もちろん!」
ヴァレリア「ありがとう!まだ先かもしれないけど絶対だよ!」
みんな楽しそうで何よりだ~。私の春はまだかな~なんて。
セルブロ「おはよう、収穫祭だね」
ヨモギ「セルブロさん、一緒にハーベストプレート食べませんか?」
セルブロ「いや…一緒に来てほしいところがあるんだ」
ヨモギ「え?いいですけどプレート食べたr(あああ、まだ食べかけ!)」
セルブロ「強引でごめん。き、緊張しちゃって…」
ヨモギ「どうしたんですか?」
セルブロ「よかったら付き合ってくれないかな?」
*
ヴァレリア「で、付き合ったの?」
ヨモギ「うん」
ヴァレリア「ええ~あなた意外と大胆なのね」
それからセルブロさんとは、定期的にデートして過ごしていた。楽しい、でも何か大事なことを忘れているようで…