エルネア王国ガイド

ワールド・ネバーランド「エルネア王国の日々」攻略・まとめ・プレイ日記

ニヴの丘から見えるもの

夜のニヴの丘は、風が気持ちよく静寂につつまれている。だが向こうに見える岩の表情はどこか険しくみえた。

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エルネアでは、ある程度の資金が貯まるまで滞在することを決めて、今日は名所を回った。

(その国に愛着を持つと離れるのが辛くなる…)

これまでは、旅先の名所をまわることなんてしなかった。

 

私をこのようにさせた一因はウィアラさん人遣いの荒さ。地図を見て場所を理解しないとお使いするにも迷子になるのだ。

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本来ならアンガスさんにこの国を案内してもらうはずで、私が朝から外出している間に入れ違いになってしまった。

 

あとで城まで会いに行こう。

私は一人でもなんとかなることを伝えたかった。

「アンガスさん、案内役は不要ですと国王にお伝えいただけますか」

「まさか…もうこの国を出るのか?」

「いいえ、一人が慣れているので。案内役に責任を感じないでください」

「……」

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王子には、ただの旅人にここまでする義務と義理はないのだ。偶然、知り合っただけで懇意にしてもらうのは気が引ける。

 

「それと騎兵のエントリーみました!頑張ってください。僕も剣の腕を試してみたかったな」

 

「キミもこの国で暮らしたらいいよ、そしたら騎士や…何者にもなれる」

 

帰化…か)

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「僕、同じ国に長く滞在できないんです」

「なぜ」

「理由は言えません」

 

「追われている身ならオレが守るよ」

この人は察しがいい…

 

「自分の身は自分で守れま─…」

言いかけて、座っていたはずのソファからアンガスさんの影が横切る。

 

── 一瞬、何が起こったかわからなかった。

 

「!」

 

私はアンガスさんに押し倒されている。