娘の誕生。
フォモスの森へピクニックにいけるようになったと噂で、試しに大人組でお出かけ。
ティム「こうやって外で食べる料理はまた格別だね」
チヤ「ここなら安心して子供たちも連れていけますね」
アンテルム「そうだな、暗くなる前なら足元も大丈夫だろう」
アンガス「チヤと二人きりで来るのもいいな」
アンガスさんは騎士3年目だったかな?出かける私を迎えに来たり
子供よりも早く寝たり
モフ毛を探すのを諦めたり、ちょっと心配です。
アンガス「もう騎兵はいいかなーって」
チヤ「そうなんですか?じゃ、私が目指してみようかな」
アンガス「えー一緒にゆっくり過ごそうよ…」
*
コナン「チヤさん、これ作ったんだ」
チヤ「美味しそうだね、ありがとう」
コナンくんは私と同じ騎兵にエントリーした成人したばかりの男の子。
コナン「チヤさんと一緒に騎兵になれたらいいんですけどね」
チヤ「そうだ、これ受け取って。この前の食事のお礼だよ」
コナン「ありがとうございます!」
残念ながら負けてしまったけど、若いのに騎兵を目指すのはすごいなって思う。
アンガスさんも若い子が追いかけてくる危機感か、それとも私が騎士になる応援かわからないけど探索に誘ってくれた。
*
ロニー「チヤさん!見てくださいこれ」
チヤ「貝殻?綺麗だね!」
ロニー「この辺は海がないから希少ですよね。よかったら受け取ってください」
チヤ「ええっ、ありがとう」
ヤーノ市場で新しい品物が輸入されたらしく、どうやら買い過ぎたみたい?
アンガス「チヤ、今日の試合…応援してね」
チヤ「えっ…そのそれは…」
アンガス「……」
アンガスさんの試合には行けませんでした、なぜなら私も同じ日に試合だったから。
そしてアンガスさんは負けました。
アンガス「あーあー誰かさんが応援に来なかったから負けちゃった。騎兵もクビだ」
チヤ「アンガスさん、試合をすっぽかして私の応援席にいたじゃないですか」
アンガス「だって妊婦の愛妻が試合に出るとか心配じゃん」
チヤ「…心配は嬉しいです…けどクビになってよかったんですか?」
アンガス「いいのいいの、生まれてくる子のために余裕を作るんだ」
チヤ「じゃ、お疲れさま会しましょうか」
アンガス「チヤから浴場に誘ってくれるの最高」
アンテルム「試合、おめでとう。アンガスは負けたみたいだが」
チヤ「私の応援にきていました」
アンテルム「アンガスらしいといえばらしい」
騎士隊のトーナメントに出場せず、来年は国民になるアンガスさん。
さらに時間に余裕が出たのか、デートしたり
キスしたり、
これはこれでいいかな。
チヤ「あの…誕生日おめでとうございます」
アンガス「こんなにいいものを!?ありがとう。大切にするよ」
喜んでもらえてよかった。
ヴィクトリアさんもよく城下にきて様子を見に来てくれる。私も騎兵にならずみんなと過ごす時間を大切にすればよかったかな…?でも一度は騎兵を経験したい。力を試してみたい。
*
そういえばアンテルムさんところのお嬢さんラヴィニアちゃんが友達になろうって。
ローウェン君もラヴィニアちゃんも愛らしい。
アンテルム「チヤさんところ、性別はどうだろうね。ラヴィニアと同性のイトコだったらいいんだけど」
チヤ「ふふ、親戚は男の子ばかりですものね」
長男のギネスが誕生日を迎えた。来年は学生か…早いなぁ
私はちゃんと騎兵を目指すことにした。
自分がどこまで試せるか。
アンガス「……今、騎士隊は全員が強いんだよ」
チヤ「そうですね…」
実は騎士隊にいるほとんどがカンスト間近だったりする。アンテルムさんは全ステータスがカンストしているし、アンガスさんもハヤサはカンストしているのにクビになるレベル。
アンガス「チヤ、おはよう」
チヤ「もーえっち」
アンガス「!?(どんな夢だよ)」
アンガス「チヤ、ご飯できたって」
チヤ「!!」
出産間近でなかなか起きれないでいると料理をしてくれるアンガスさん。
二人目の出産もみんなに見守られて無事、生まれました。
二人目は珠のような女の子が生まれた。アンガスさんと私は一目見て、ピンと来た。
アンガス「この子の名はエナだ!そうしよう!」
名前は「エナ」。すごく魅力的な子になると思う…
どちらさんですか?
二人目が生まれて、穏やかな日々を過ごしています。