王太子と山岳兵。
ロニーくんに練習試合を申し込む。彼は騎兵にエントリーしていたから強いけど、結婚した奥さんが騎兵になったので辞退したみたい。
実力はあるのに、もったいないな。
とはいえ、私は順調に試合を勝ち進んでいる。
アンテルムさんは試合なので会えないでいるけど、ティムさんは私の応援に来てくれる。
ティム「アンテルムはカンストしてるし、僕が応援に行かなくても余裕だよ」
アンガス「チヤ、おめでとう」
大事なことなので
2回言います。
エナ、寒くなってきたので暖かくしましょうね。
ギネス「母ちゃん、妹が可愛い…サイキョー…」
幸せな日常を噛みしめる。それもそのはず…
今日は結婚記念日。はじめてのセリフにドキリ。
アンガス「チヤ…今日は結婚記念日だけど……ちゃんと憶えてた?」
チヤ「もちろん、なんだかあっという間に1年経っちゃったね……」
アンガスさんからはキスを、私からは贈り物を。
そういえばギネスの髪色を青銀髪にした。
ギネス「父ちゃんに似た色だね!かっけー!!」
今日は決勝。決勝戦を見守るのは…まさかのアンガスさん!?
(チヤ、頑張ってね♡)ウインクするアンガスさん…緊張する。
試合が決まり、王太子がその場を取り仕切る。
結果、負けてしまった。けど2位でも騎兵になれる。
アンテルムさんは優勝して騎士隊長、返り咲き。
家に帰るとアンガスさんが励ましてくれた。
アンガス「オレが審判のくせに、チヤに声援を送り過ぎたせいかな?」
試合も終わり、私の時間に余裕ができるとアンガスさんは毎朝デートに誘ってくれた。
毎日…毎日…
アンガス「チヤ、デートにいk…」
チヤ「アンガスさんっ!!」
チヤ(ふぅ…久しぶりにゆっくり一人でお風呂って…)
アンガス「チヤ、森に行かない?あ、デートじゃないよ、仕事だよ」
チヤ「…うん、行こう」
同じ日に何度もお出かけに誘うアンガスさん。この首の角度に弱い…わかりました。行きます…
ティム「ほら、チヤちゃんが騎兵になると忙しいと思って今のうちに出掛けたいんじゃないかな?」
チヤ(アンテルムさんは朝から瘴気の森に行く。同じ兄弟なのにこんなにも違うの不思議)
それでも、アンガスさんは家族思いのいいパパだと思う。
テレーゼ「え!アンガス、もう寝てるの?」
チヤ「はい…娘が生まれてからデレデレで」
今日は私の誕生日。
例外なく朝からデートに誘うアンガスさん。
私からもアンガスさんにお願い事を。親戚の子供たち全員でピクニックに。
アンガス「騎士隊長のときに先生は経験したけど、走り回ることはなかった…これはこれで体力を使うな」
テレーゼさんの子、ティムさんの子、アンテルムさんの子、うちの子。
みんな仲良し。
アイヴァンさんも誕生日を迎え、白髪に。とても素敵。
ピクニックだけでは物足りなかったのか、ギネスとバシアス浴場に。
やんちゃだけど、可愛い。
きっとアンガスさんの小さい頃もこんなんだったんだろうな。
アンガス「チヤ、何してるの?」
チヤ「人に会いに行くところだよ」
アンガス「浮気っ!?」
チヤ「テレーゼさんですけど」
アンガス「いってらっしゃい!」
アンガス「チヤ、デートしない?」
試合が終わった24日から今日まで、毎日デート。
アンガス「チヤは幸せ?」
チヤ「はい、とても幸せです(でもデートはほどほどに…なんて言えないか)。」
ある日の朝、一番にギネスがアンガスさんを外に連れ出した。
これで朝から私は自由な時間…と思いきや
アンガス「チヤ!ギネスと食事が終わったらから一緒に出掛けよ!」
こうなるか…(でも嬉しい)
アンガスさんに誘われ茸を採っていると、アンテルムさん親子、ティムさん親子も来る。
バルバラ「チヤちゃん、これ食べない?」
ちょっとしたピクニックみたい。
みんな揃って会話してるけど、アンガスさんだけ黙々と茸を採っている。
最近、王太子が私に会いに来る。
スタニック「騎兵エントリーの決勝戦以来ですね」
すっかり大きくなって、兄弟で仲良し。テレーゼさんのところの子は兄弟3人。
テレーゼ「あの子、山岳の子と付き合ってるのよね。山岳と王太子じゃ結婚できないのに…」
チヤ「!!」
スタニックくん、どうなっちゃうんだろう…
ティム「チヤちゃん、ぼーっとしてどうしたの」
チヤ「!!仕事が…」
ティム「仕事してるようには見えないけど」
チヤ「叶わない恋愛って辛いなって」
ティム「時が来れば解決すると思うよ、チヤちゃんとアンガスもそうだったでしょ」
あっという間に、今年も終わり。
スタニック君のことは心配だけども…
アンガス「チヤ、悩んでもしょうがないことはあるよ」
テレーゼさんも子供の恋愛には介入しないよう、自分たちで解決させようとしている。
(あ、背後にコナン君(笑)メガネをかけたんだね)
ヴィクトリアさんも初孫の成長をそっと見守っているみたい。
今年も終わる。来年も皆が幸せでありますように。