251年:死期を悟る・・・
251年、国王として仕事をこなしていく1年になる。
騎士隊長をしていたおかげか、人前に出て仕切ることは問題なさそうだ。
新年早々めでたいことに、長女のところに子供が生まれた。俺は爺ちゃんか・・・
クリフトはもう叔父さんか(笑)将来は農場管理の人になりたいらしい。
子供から声をかけられると癒やされる。俺も本当に年をとったもんだ・・・
いいか、クリフト。優しいだけじゃダメなんだぞ。好きな子ができたらビシッとここで告白をするんだ!
セシリアは自由気ままでおてんばなところがあるから、将来の夢は龍騎士か。気の強そうな顔がいいね。
家族の寝顔をみるのが楽しみになるとはなぁ・・・(しみじみ)
次女のアルディスは独身でフラフラしているので、ここは私が人肌脱ごう。
うむ、君だ!君はかっこいいね。こびない性格?最高じゃないか。
これからご飯?いやいや、国王である私がご飯を奢ろう。
というわけで、うちの娘なんかどうだ、ん?森にこもって若い者で話し合うんだ。
・・・翌朝、ゴライアスくんが家にくるようになった。国家権力バンザイ。
アルディス自身も騎士を目指しているようなので、モニカとゲーナの森に連れて行ったら倒されてしまった。スパルタ過ぎたか・・・(このあとモニカに叱られた)
まぁ、あとは自分の力を信じて・・・恋愛のおせっかいもここまでにして見守るとするか。
あのロンゲの褐色金髪イケメンと食事をして、思い出す若かりし頃の親友のアイツ・・・久しぶりにイザドルに会いにいく。
イザドル「お互い老けたね」
リック「そうだね、あれだけなりたくなかった国王になってるよ。この歳ならすぐにお役ごめんになりそうだがな」
イザドル「何言ってんだよ、その姿さまになってるよ」
リック「・・・と思うだろ?たぶん、俺はもうそろそろの寿命だ。」
この一年・・・最期まで国王を務まるのか。わからないが家族との一日一日を大事に過ごそう。アルディス、幸せになるんだぞ。
マルリスは来年、成人式か。見守れるかな・・・
クリフト、お前は唯一の男だ。しっかりしてくれよ。
セシリアはまだ未就学児。思い出をたくさん作ろうな。
モニカ、まだ若いのに一人にさせてすまん。
子どもたちがいるから大丈夫だろうが、もっとたくさんの時間を過ごしたかった。その時がくるまでたくさんデートしよう。
妹や弟にも挨拶をしておくか。
妹たちもそれぞれの家庭をもって姪っ子、甥っ子が成人している。
さて、引き継ぎをするか・・・