エルネア王国ガイド

ワールド・ネバーランド「エルネア王国の日々」攻略・まとめ・プレイ日記

夢かなう

「ど、どうですか」

ドレスは絹やモフコットンの上級な生地で仕立てられ、滑らかな肌触りだった。

 

「さすがオレ、寸法はぴったり。すごく綺麗だ…」

じっと見つめられて気恥ずかしくなる。


「そうだな、髪の毛はオレが結ってあげよう。そこに座って」

 アンガスさんに背を向ける形で花壇のふちに腰をかける。

 

髪を触る指先が耳や首筋にふれると、そこが熱を持ったように熱い。

花壇の水路に流れる水音しか聞こえない静寂。まるで、この世界に二人しかいないような錯覚を覚える。

「はい、どうぞ」

窓に映った自分を見ると上品なクラシカルヘアにされていた。

 

(これが私?別人のよう…)

アンガスさんの手によって、こんなにも見違えることに驚きを隠せない。

 

──と、同時に女性の髪を結えることになぜか胸がざわざわする…

 

「まだ笑わないね、何がそんなに不安なの?」

「すごく嬉しいのですが。身の丈にあわないなと…」

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「チヤの心は難しいもんだな」

 

ふとアンガスさんの手元に目をやる。
「その手に持っているのはなんですか?」

 

「願いのバラだよ、花言葉は『夢かなう』。チヤに受け取ってほしい」

差し出されたバラを受け取る。

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「さぁ、行こう」