エルネア王国ガイド

ワールド・ネバーランド「エルネア王国の日々」攻略・まとめ・プレイ日記

脱・優等生?

アンテルムはティナを起こさないよう、静かに朝食の準備をして居室をでた。

玉座の間にはオスキツ陛下、ヴィクトリア王妃、神官、騎士になったばかりのアンガスとティム、そして騎士隊長のアンテルムが揃う。

オスキツ「今年は白夜だ。そして本日は開会式だが──」

オスキツがひとつひとつ開会式の準備の説明をする。

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アンガス「え……」

オスキツの話を聞く集中力が切れたアンガスが目にしたのは、騎士隊長の居室の扉をあけて、きょろきょろと誰かを探している様子のティナだった。

その服はアンテルムの部屋着……

アンガス「ティナ、朝帰りとかやるじゃん」

「「「えっ」」」

みんなが騎士隊長の居室に視線を向ける。

 アンテルム「ティナさん!!身体は平気なのか?」

アンガス「え、マジでそんな関係になったの?」

アンテルム「父さん、すまない。準備については事前に頭に入ってる。すぐに戻るから気にせず進めてくれ」

オスキツ「わかった。今はティナを優先しなさい」

アンガス「えー!アンテルムずるくない?オレだったら説教コースじゃん!」

ティム「それは日頃の行いだろう……」

アンテルム「ティナさん、大丈夫なのか?」

ティナ「おかげ様でもう平気です。起きたらアンテルム様の姿が見えなくて不安になってしまって」

アンテルム「……」

チラチラと背後から家族の視線を感じたアンテルムは、ティナを居室の中に入るよう促して扉を閉める。

アンテルム「ティナさん、そういう言葉は誤解する」

ティナ「わたくし、昨日の言葉も本当です。熱のせいなんかじゃありません。アンテルム様、避けないでください!」

アンテルム「わかった、私の気持ちを伝えよう。今晩、国立闘技場にきてくれ」

ティナ「決闘ですか?わたくし勝てる自信ないです」

アンテルム「違うよ、ティナさん……とにかく今はきちんとご飯を食べなさい」

ティナ「……はい」

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アンテルムが玉座の間に戻ると開会式の予行は終わっていた。

アンガス「大丈夫だった?」

アンテルム「ああ」

アンガス「アンテルムの大きいし、オレもティナが心配だ」

アンテルム「何の話だ」

ティム「アンガス君、 揶揄 からか わないの。ねえ、アンテルム君。ティナちゃんが僕に気があるわけじゃないのはここ数日、彼女と一緒に過ごしてわかったでしょう?あの手紙が嬉しくて、その手紙の差出人である君に恋をしているんだよ。離れていた時間を埋めようと……健気だよね」

アンテルム「……」

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